第7回おしゃべり箱を開催しました
第7回おしゃべり箱を開催しました。
先輩お母さまのお話。第2弾。
今回は地域の高校(普通クラス)卒業後に就労移行支援を利用し、一般就労されたAさんのお母さまに来て頂き、幼少期から現在までのお話を伺いました。
6名の保護者が参加されました。
言葉が出るのが遅く、検診時にバンビ教室を紹介。バンビ教室が始まった年でもあり、広く参加の呼びかけがあっていました。しかし、その中で他の子との差を感じたり、できないのは自分のせいかもしれないと思うこともあり、次第に行かなくなっていったそうです。
幼稚園では言葉があまり出ない分、手がでたり、お友達を噛んでしまったり…。
就学前にてんかんと診断。親としてはショックな反面、できない原因はこれだったんだ、という気持ちもあったそうです。
小学生になると何時間もかけて母と一緒に宿題を行う日々。しかし「嫌」「したくない」等言うことなく、頑張って取り組んでいました。
小学校3年生の時、クラスが学級崩壊、Aさんがいじめのまとに。
傘がなくなったり、トイレを覗く、付け菌…。地獄のような日々だった、と。
そんな中、学校からお母さまに子どもたちに直接話をしてほしいとの依頼がありました。どのような話をしたらいいのか、当時はとても悩まれ、あおぞらや主治医に相談をされたそうです。お母さまからクラスの子どもたち伝えたことは“Aさんのいいところ”。あんなに一生懸命話を聞く子どもたちの姿は見たことないと、担任の先生は言われたそうです。
中学校への進学を考えて小学校高学年の時に役員をしていたこと、修学旅行や部活での様子についてもお話頂きました。高校は支援学校、地域の高校、どこがいいか悩まれたそうです。実際に見学にも行かれています。本人は「いけるならどこでもいい」と。
私立高校の普通クラスを専願で受験。高校では、陸上同好会に所属。ここでの活動はAさんにとってとても楽しかったようです。就学旅行は時差の関係から服薬管理が難しかったため、参加はせずに自宅で過ごされました。
高校卒業後は、久留米市の就労移行支援事業所を利用し、一般就労されています。
今、振り返ると…
・親の会立ち上げ当時から参加していたことで、いろんな情報を得ることができた。
情報があることはよかった。
・当時は一生懸命すぎたという気持ちも…。
・子どもの特性を理解して自立できるように応援することが大切。
貴重なお話、ありがとうございました。
今後も先輩お母さまのお話を企画していきたいと思います。
次回は12月13日(木)10:00~12:00 筑後特別支援学校教諭秋山辰郎氏に来て頂き、学校紹介や意見交換を予定しています。事前申し込みは不要です。お気軽にご参加ください。